台風24号 2013年 米軍の進路予想図

日本海沿岸を強風域に巻き込んで北東に進んでいた台風24号は９日の午前９時に、温帯低気圧に変わりました。

ですが、風速２５メートル以上の暴風域はなくなったものの、ひき続き気象庁では海上などでの注意を呼び掛けています。

主な被害状況は以下の通りです。

滋賀県栗東市は９日午前９時すぎに、下戸山の１７３世帯６００人に避難勧告を出したそうです。先月の台風１８号の影響によって地盤が緩んでいることから、土砂崩れの恐れがあるとの理由からの避難勧告だったそうです。

また、鳥取県では、大山町塩津で９日午前、１０月の観測史上最大となる最大瞬間風速２９．４メートルを記録、午前５時ごろ、歩行中の老婆が風にあおられて転倒し、額を切る軽傷を負うなどの被害が出たようです。

島根県の隠岐の島町でも９日午前５時ごろ、最大瞬間風速４０．９メートルを観測、松江市では倒木などの被害も出たそうです。

同県内の１８の市町村の全公立小中学校が休校し、松江、出雲、隠岐の島の３市町を中心に最大約１万戸が停電した模様です。また、日本海からは離れている広島県内でも９日未明、福山市や廿日市市などで延べ約２１００戸が一時停電したとのことです。

けっこうな爪痕を残して行ったようですが、死者が出なかったことは幸いでしょうか。

8日（火）早朝の米軍発表の進路予想図です。


この図によりますと、九州北部から西日本の日本海沿岸部を舐めるように進んできそうです。
もしもこのまま強い勢力を保って進んでくると、「台風の右側」の風雨の強い部分が日本海沿岸を通過することになりますので、大きな被害が出るかもしれません。


データは以下です。


■台風24号（ダナス）
強さ　非常に強い
存在地域　五島市の南南西約320km
進行方向　北
速さ　30km/h
中心気圧　945hPa
最大風速　45m/s
最大瞬間風速　60m/s


はじめはそれほど勢力は拡大しそうにないと言われていましたが、北上しながら徐々に勢力を強めてきましたので、現在強さは「非常に強い」になっています。

これから大きくカーブを描いて日本列島沿いを進みそうなので、引き続き台風24号情報にはくれぐれもお気をつけ下さい。




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